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一九四〇年代、にわかに浮上したのは女性の結婚難

一九四〇年代、にわかに浮上したのは女性の結婚難である。二十代、三十代の男子が次々に出征していったのだから当然といえば当然だろう。大正生まれの女性には、だから戦争未亡人ならぬ戦争独身者が多いのである。運よく結婚できたとしても、先は暗い。戦争は婚姻届の意味を認識させる契機になっただろう。出征前に急いで式を挙げただけで、実態をもたない夫婦にとって、紙は重要な意味をもったはずだし、「正式な夫婦」でなければ、夫が戦死したときに遺族としての正当な保護も受けられない。このような時間のない新婚夫婦にとっては「お床入りの式」も実質的な意味があった、かもしれない。『結婚の志をり』にいう〈家庭は即ち国家の基礎でございます〉という目標は、はからずも夫の死とひきかえに実現したことになろう。葬送文化への影響も大きかった。戦争は大量の死者を出す。が、遺体の扱いは粗雑になる。一九四二(昭和一七)年に五七%だった火葬率は、戦争を境にがっくり落ちる。

弔事用のふくさのたたみ方

不祝儀袋に入れた御霊前を、買ったときに入っていた透明な袋にまた入れたり、そのままバッグに入れたりといったことをしないで、やはりふくさに包んで持っていきたい。受付で署名し、袋を出して置くときの厳粛さがちがってくるだろう。市販されているふくさは慶弔両用の色か、裏表で使い分けられるようになっている。「台付きふくさ」といって、袋がのるくらいの大きさの黒板がセットになっているものも市販されている。弔事用を間違えないようにするのが第一、次にたたみ方に気をつける。慶事(17ページ参照)とは反対に、ふくさを右側からかぶせて、下、上、左の順にたたむからである。このふくさの使用は日本伝統のものだから、宗教とは関係ない。教会での告別式にも、もちろん使える。

仕事に差が出る歩き方

立ち姿は人の印象の中でも大きな割合を占め、まっすぐ立つ姿勢はいきいきと元気なイメージをつくる。立つときは頭のてっぺんから糸で引っ張られているイメージで。背筋が伸びた姿勢を鏡で確認することも大事だ。椅子から立ち上がるときも同じで、前のめりにならないよう、ロケットのように「上に」向かって立つ。足の裏をしっかり床につけ、ももに力を入れ腰から上を一気に上げる。日本人男性に多い、ひざが外を向いた「がに股歩き」は脚が短く見えて格好が悪い。男女ともにさっそうと見えるのは、ひざにある重心を腰の高さまで上げ、腰から前に進む重心の高い歩き方。後ろ脚はひざを曲げず、親指を最後に地面から離すように。男性は広めの歩幅で1本の直線を左右交互にまたぐイメージで、女性は綱渡りのように直線を踏みながら歩くときれいに見える。「まっすぐ立つ」だけでさわやかな印象に。