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携帯コンテンツ業界の将来性

現在、NTTドコモがさかんに力を入れて宣伝しているFOMAは、「第三世代」と言って、通信速度がiモードとは比べものにならないくらい速い。この第三世代の携帯電話が、ものすごい勢いで普及している。そして、さらにその上をいく三・五世代や四世代が次に控えている。通信速度が速くなれば、表現力豊かなコンテンツが提供可能になる。これまで以上に、コンテンツの企画・開発能力が問われることになる。表現力の豊かなコンテンツが提供できれば、それに見合ったコンテンツ利用代金が回収できるかもしれない。NRI野村総合研究所Web調査によれば、携帯コンテンツの市場規模は、二〇〇四年の二五三〇億円から、二〇〇九年には三三九五億円まで拡大するという。市場の堅調な伸びと、より加速すると思われる携帯電話の高機能化を追い風に、携帯コンテンツ業界の将来は、しばらくは明るいと予想している。

長時間のビデオ配送をインターネット・プロトコルで行う

新聞や雑誌、百科事典などのなかの絵がほんの三秒間動くだけでも、本当に多くの知識と情報を人間は得ることができるのではないでしょうか。そしてそれはいまのインターネットでも簡単にできることですし、自由に蓄積されるし、簡単に交換できる。誰でも恩恵を受けられるということが、まず第一に考えられるべきではないか、そのような技術から出発して進めていくべきではないか。すべてをインターネットでやる必要はないのであって、ほかのメディアとの複合的利用が進むほうがはるかに意味があります。コンサートなどにしてもそうであって、ただ中継するだけなら、無理をしてインターネットで流しても、テレビ中継となんの違いもなく、ほとんど意味はありません。世界を結んだ双方向性を活かして、たとえば世界各地の聴衆からのメッセージに反応しながらコンサートを構成していくなどの工夫がなければ、と思います。ただし、インターネット・プロトコルという技術に努力を集約して相互迎用性をあげ、開発の効率をあげる可能性は追求すべきだとは思います。つまり、長時間のビデオ配送をインターネット・プロトコルで行うことに、技術的に大きな意義はあるのです。ただこれが、ほかのインターネットの部分と同じネットワークである必要は必ずしもない、ということです。

セマンティックWeb、真の自動の動的連携を実現する技術

UDDIで適切なWebサービスを検索し選択するためには、サービス内容の詳細や企業の情報、サービスの品質情報などを提供するレジストラのような仲介役が必要です。しかしレジストラがあっても、現時点では、卸売業の商品調達の例のように、レジストラから提供される情報を参照して人間が判断する必要があります。また、インタフェースが完全に一致しなくても利用したいWebサービもあります。タグ名が異なっていても同じ意味を持つデータ(たとえば<商品名>と<ProductName>)がある場合や、交換するデータの範囲に限ればインタフェースが一致する場合です。ところがこのような場合、現時点のしくみでは、相互接続できないと判断されてしまいます。そこで以上のような場合でも、自動的に適切なWebサービスを選択し接続するために、セマンティックWebという技術を利用しようという動きがあります。セマンティックとは、「意味論の」あるいは「意味的な」という意味です。セマンティックWebとは、コンピュータがデータの意味を解釈できるように、属性情報をデータに付け加え、人間に代わってコンピュータが情報を収集・選択できるようにする技術です。問題点としては、人間が属性情報を定義するため個人の価値観に依存してしまうことや、確実な証拠や信頼性の証明が難しいことなどがあります。Webサービスとの統合はまだ実用に至る段階ではありませんが、大きな可能性を秘めている技術といえるでしょう。